フランス人ピアニスト、アリス・アデールさんのリサイタルに行ってきました!
聴衆に求められるままアンコール2曲まで休憩無しで弾きこなされるそのスタミナはいったいどこにあるのでしょう?!
ちなみにこの方、1945年生まれ、日本では後期高齢者にあたります。Σ(・ω・ノ)ノ!
青柳いづみこ先生(会場にいらしてました!)の表現を借りると「ヴィンテージ・ピアニスト」です。なんと今回が初来日とのこと。
演奏は知的で無駄が無く、高い精神性を静謐に表現されていて、胸にじわ〜っと響いてきました。( ;∀;)
グッと世界に引きこまれ、ずっと聴いていたい、そんな気持ちになりました。(。ノω\。)
最後の途絶はやはり衝撃的で・・・、というのもバッハは亡くなる1年前に視力を失い、この作品も未完成のまま遺されました。
未完成のフーガを補筆し、完成させて演奏した例もありますが、アリス・アデールさんは原典通りに未完成のまま演奏され、最後はまるでそこに長い休符があるかのように緊張感のある静寂を作り、演奏が終わりました。
様々な感じ方があると思いますが、私は最後の静寂がバッハへの敬意を示されているかのように感じました。
素晴らしかったです。( ;∀;)
お写真は会場のピアノとパイプオルガンです。
土曜日にはフランス近現代プログラムがあるので、そちらも聴きに行く予定です♪(*^^*)