ゆか先生の音楽室

ピアノ教室のことや、日々の出来事などを書き留めています。

練習と指作り


ピアノの練習ってどんなイメージですか?

 

ひたすら苦行のように同じところを繰り返すイメージでしょうか?

 

部分練習やテクニック強化は勿論必要ですが、そればかりになると曲を演奏する楽しさがどこかへ行ってしまいますね。(^^;

 

当教室ではまず『楽しくピアノを弾くこと』を最優先にしています。

 

なので、テキストが縦開きになるまで(中央ドから上下1オクターブを学習するまで)テクニック面はうるさく言いません。

 

幼いお子様であれば尚のこと完璧を求めるのは酷なので、まずは『音を出して喜ぶ』→『音符を読んで音に出す』→『1つの曲としてまとめる』過程を重点的にレッスンします。

 

この段階を丁寧にレッスンすることで、音楽を演奏する楽しさをたくさん経験できます♪

 

この経験は将来スランプに陥った時に頑張る力となります。

 

テキストが縦開きになると音階の練習が入ってくるので、テクニック本を追加して詳しくやっていきます。

 

最初からテクニック本を使わないの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、テクニック本は導入段階では自力で譜読みできませんので、音を教え込む方法になってしまいます。

音を教え込んでしまうと、お子様は『自力で読譜しなくても良い』と勘違いをしてしまう傾向にあります。

自力で読譜する習慣がないと、テキストが縦開きになる頃から行き詰まり始めます・・・。( ;∀;)

 

要所要所の指の筋肉は曲の練習をしていれば自然に育ってきますので、無理に最初からテクニックを求めることも無いと感じます。

 

テキストが進んで音階の練習が始まると本人もテクニックの必要性を理解するようになるので、そのタイミングでテクニック本を追加すると自然と伸びていきます。(^_-)-☆