音符をしっかり読めるようになるのは7歳前後という音楽教育研究所のデータもあり、楽譜を読むより先生の真似をするよう仕向けるという、読譜は重視されないシステムでした。
初級レベルでは、そのほうが手っ取り早く「弾ける」状態になって満足感を得やすいからでしょう。
その結果、指先は中級レベルになっていても、譜読みは導入レベルという残念な現象があちこちで多発していました。
そして、真似だけでは追いつけないレベルになると読譜が苦痛になり辞めていく・・・。それで良いのか。
独立した現在、私はすっかり読譜重視派になりました。
そもそも音符が読めるようになるのが7歳前後→だから未就学児はやらなくて良い、ということではないんですよね。(^^;
文字と同じで徐々に覚えていくため、正確に読めるようになるには時間がかかる、と捉えるべきだと思います。
導入時期にやらなかったことは、後になればなるほど対処が大変になってしまいます。
何年も習い続けているという自負があれば尚のこと。
「砂上の楼閣」という言葉がありますが、正にそれ。
基礎は大事です。(>_<)