ゆか先生の音楽室

ピアノ教室のことや、日々の出来事などを書き留めています。

型破りと型無し

型破り・・・「型」をしっかり身に付けて、そこから崩したもの。
 
型無し・・・「型」を身に付けずに好き放題にやる→本人は「型破り」のつもりでも、客観的にはみっともないだけ。
 
「型」=「基礎」ということですね。
 
以上は歌舞伎の世界のお話だそうですが、ピアノにもモロ当てはまります!(^_^;)
 
いきなり完璧は求めませんが、少しずつ出来る範囲で基礎を身に付けていってもらえたらと思っています。
 
基礎×自身の感性が「自分の音楽」になっていくと考えています。
 
せっかく習いに来てくださるなら、そこまで身に付けられると良いですよね♪
 
私自身も自分の生徒さんを「型無し」には導かないように、「型無し」方式のお教室から移って来られた方にはゆっくりでも心を開いてもらい基礎を身に付けられるよう努めていますし、今後も努め続けます。
 
「型無し」方式のお教室(驚くことに実在します)から移って来られた生徒さんの演奏を聴く度に残念な気持ちになりますし、曲がりなりにも先生にお月謝を支払って習っていたのに基礎を知らないということはとても気の毒です。
 
しかもその状態で何年も続けていたとなると、本人の「◯年やっている」というプライドが大きく育ってしまっています。(>_<)
 
大抵の場合、年齢的にも思春期・反抗期です。(@_@;)
 
急にやり方を変えると反発を招くのは目に見えているので、信頼して心を開いてもらうところから、時間と真心込めて指導しています。